オススメ

スパイス概説

香辛料は植物の実や種、球根といったものを乾燥させ、そのままを使う場合もありますが、通常は細かく砕いたり粉末状にしたものが使われます。香辛料は少量ずつ使うものですから、家庭用には小さな瓶に入ったものが売られています。

今や日本の食卓でも使われ香辛料の種類は増えており、香辛料を加えることで味の変化を楽しむ方が増えています。

香辛料を使用すると料理のおいしさが増しますし、食欲も増進されます。肉料理にナツメグを添えたり、魚料理にショウガを使用したりと、料理に独特の臭みがあるような場合は臭みを緩和する目的で使われることもあります。こうすると素材の旨味が際立ってきますので、ついつい使い過ぎてしまうこともあるでしょう。

古くは、香辛料は食品の長期保存や発酵による臭みをおさえる目的で使われることが多く、大航海時代には食品の保存に欠かせないものとして用いられていました。また香辛料は非常に珍重されていたことから、こうした長期航海自体が、香辛料の輸入、生産地の確保といったことを目的としていたようです。

なお現在日本で流通している香辛料の栽培地域は、南アジア、中央アフリカ、ラテンアメリカなどの熱帯~亜熱帯地域、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカなどの亜熱帯~温帯地域、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカといった温帯地域に分かれます。
コショウ、クローブ、ナツメグ、カルダモンといった香辛料は熱帯~亜熱帯地域で、とうがらし、ターメリック、ジンジャーなどは亜熱帯~温帯地域で、クミン、コリアンダーなどのシードスパイスやハーブは温帯で栽培されているものです。

スパイス

スパイスもハーブの一種で、植物から採取される香辛料です。スパイスを使うことで料理はよりおいしくなりますし、食欲も刺激されます。スパイス、香辛料は辛味がひとつのポイントになりますが、香り付けとしての役割もあります。

安全性

ハーブティーは食品として扱われるものですから、基本的には安全と考えてよいのですが、特定の病気治療などで、毎日飲み続けている薬がある場合は、飲み合わせの良し悪しもありますので注意が必要です。効能が高いハーブティーによっては、薬の効能を高め過ぎたり、反対に弱めてしまったりとういうこともあります。医師にかかっている病気がある方や妊娠中の方、授乳中の方などは、ハーブティーの飲用を医師に申し出るようにしたほうがよいでしょう。

なお医薬品との同時摂取に注意したいハーブ類には、セントジョーンズワート、エゾウコギ、シナモンがあげられます。また重いアレルギー症状がでるおそれのあるハーブとしては、イチョウ、コンフリーがあげられます、イチョウはギンコール酸を多く含むことから、生の葉を自分で乾燥させて飲むと危険性が高いと言われています。また和名をヒレハリソウと呼ぶコンフリーは、一時長寿のハーブとしてブームにもなりましたが、エチミジンを多く含むことから、肝機能障害を引き起こすおそれがあるため、2004年以降、日本では販売禁止となっています。輸入ハーブで見かけた場合は注意したほうがよいでしょう。

種類と効用

ハーブティーはハーブのもつさまざまな効能を手軽に取り入れることができます。またその効能のひとつにリラックス効果があるわけですが、ハーブティーの色や香りに癒され、寛げることからこのお茶を楽しむ人も少なくありません。

代表的なハーブティーの効能をあげますと、ローズマリーティーには血行促進、利尿、消化促進効果があり、ローズヒップティーには便秘解消、利尿、栄養補給(ビタミンCが豊富)によく、美容を気にする方におすすめのハーブティーです。またラベンダーは血圧降下、鎮静、頭痛解消、疲労回復効果があり、ラズベリーリーフティーは貧血、生理痛、口内炎を鎮める効果が期待できます。ほかにも殺菌力が強いタイムを使うと、インフルエンザの予防効果が期待できます。

鎮静、リラックス効果が高いハーブティーはセントジョーンズワートやジャスミンなどで、セントジョーンズワートは軽いうつ病にも効果を示すとされています。ハーブティーの種類はほかにもたくさんありますが、市販のハーブティーにはオリジナルブレンドティーもありますので、はじめての方はよいお店をみつけて、そこで購入すると勉強にもなるでしょう。

ハーブティ

ハーブティーはハーブを乾燥させたものにお湯を注いで手軽に飲めるお茶です。ハーブにはさまざまな栄養素が含まれており、普段不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維を補給する意味でも非常に良い健康飲料です。また香りが豊かなハーブティーは、リラックス効果、覚醒効果なども十分期待できます。
ある程度知識のある方なら、自家栽培のハーブを使ってお茶として飲むこともできますが、ハーブティーは専門店などで手軽に買うことができますので、はじめて試す方は市販のハーブティーから飲み始めてみるとよいでしょう。

歴史と文化

紀元前3000年のメソポタミア時代は、医学による病気の治療方法は確立されておらず、病の原因は悪霊にあるとされ、体内から悪霊を追い払うための呪術もっぱら行なわれていたようです。そして悪霊を追い払うために使用されていたのが、動物の排泄物などの悪臭が強いものだったのですが、それらとともにハーブなどの薬草が燻製剤として使用され、その草を煎じて飲むということも行なわれていたようです。

エジプト時代に入ると薬草学がかなり発達していき、ローマ時代以降はアラビア医学のなかで薬用植物の利用が一般的になっていきます。中世のヨーロッパにおこったペストの蔓延を食い止めたのも、アラビア医学から発展していったハーブの知識だとされていますが、現在の研究によって、ハーブは抗酸化作用があり免疫力を高める効果があるということがわかっています。

また中世ヨーロッパでは、ハーブの知識に詳しい人、ハーブを魔除けなどに使用する知識をもつ人が魔女狩りとして弾圧を受けることが多かったようですが、これはキリスト教以外の宗教性との繋がりがある人々がハーブの知識によって人々を救い注目されたことの反動として、このような魔女狩りがおこったとされる話もあるようです。

そんななかイギリスではハーブの知識が定着し、その知識がイギリスからヨーロッパへ、また移民との接触によって北米先住民にも伝わっていきます。ガーデニングが盛んなイギリスでは、現在でも自宅の庭でたくさんのハーブを栽培している家が目立ちます。

現在では日本でもメディカルハーブという言葉やハーバルセラピストという言葉はめずらしいものではなくなり、医療従事者向けのコースがあるメディカルハーブのスクールなども増えています。日本では、ハーブ先進国であるイギリスのようにメディカルハーブが代替医療として広く認められるところまでは進んでいませんが、ハーブを健康増進に活用したいと考える方は少しずつ増えてきています。

日本では、食用としてのハーブは、生活のなかに定着してきましたが、薬用としてのハーブの効果が広く認められるようになるのはまだこれからということになるでしょう。

注意事項

ハーブには薬効が高いものもありますが、日本においてハーブは食品として販売されています。ただし日本では馴染みのないハーブのなかには、海外において薬として処方されるようなものもあります。こうしたハーブが海外から輸入されるケースが増えていることから、その取り扱いに注意を要するハーブもあります。とくにハーブは妊婦が接触した場合の安全性が確認されていないものが多いので、馴染みのない輸入ハーブに関しては注意して接する必要があるでしょう。
なおアロマテラピーで使われている精油は、日本では雑貨として販売されています。これらの販売において薬効を謳うことは薬事法に違反することになります。また精油の種類によっては向精神薬作用のある精油もあり、法律によって規制されているものもあるということは知っておいたほうがよいでしょう。

ハーブの利用法

ハーブは種類も多く、その利用法もいろいろあるわけですが、大きくは食べられるもの、食べられないが香りを利用できるもの、食べられて香りも利用できるものに分けることができます。また食用には使えなくてもお茶として利用できるハーブもありますね。

そしていずれの場合もハーブには薬効があります(薬効のなかには毒性も含まれる)。香りと食用がハーブを利用するポイントになりますが、何らかの薬効が認められるハーブは、20世紀以降アロマテラピーに用いられることが多くなってきました。とくにアロマテラピーの発祥の地でもあるフランスやイギリスではハーブの薬効に関する研究が進んでいます。

ハーブ

ハーブとは香りがよく、特定の効能をもつことから利用価値の高い植物のことを指します。ハーブというと料理などに使うキッチンハーブのことを思い浮かべることが多いわけですが、なかには毒性のあるハーブもあり、使用・栽培に許可が必要なものもあります。ただし一般的な見方で言えばハーブとは、薬効のある薬草、薬用植物としてのハーブと、料理用の香草、香味用植物としてのハーブに大別できるでしょう。

ハーブとしてよく知られているものに、ローズマリーやセージ、タイム、カモミールなどがありますが、これらはヨーロッパの人々が伝えてきた代表的なハーブです。そのためハーブというと、多くの品種はヨーロッパで生育しているものというイメージがありますが、現在ハーブと言われている植物の品種は多岐にわたり、生息している地域ももちろんヨーロッパだけではありません。私たち日本人に馴染みのあるシソ、サンショウ、ワサビといった植物もハーブの一種ですし、中国やインド、南米などにも地域特有のハーブがあります。

またローズヒップはバラの果実ですが、バラ自体はハーブではなくても、その果実だけはハーブとして扱われているものもあります。ハーブの種類は私たちが想像している以上にいろいろなものがあり、品種の数も膨大なものとなります。